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反動表現と演技

先日、グラビアアイドルの鈴木ふみ奈さんに、ガンアクションのレクチャーをしてきました。



鈴木ふみ奈さんのブログ
http://ameblo.jp/fuminyan-blog/entry-11308612122.html

彼女とは映画『東京無国籍少女』が縁で、定期的なレッスンのオファーを頂きました。
ガンアクションは定期的にブラッシュアップしなければ必ず劣化しますからね。

映画撮影前の裏エピソードですが、
彼女は効き目と利き腕が違う事を矯正する為に、眼帯をして暮らしていたそうです。
後でその事実を知り大変感心しました。

利き腕と利き目の違いを修正することはビジュアル的にも重要なことです。
利き腕と利き目が違う場合↓



利き腕と利き目が同じ場合↓



姿勢全体にも影響するので、こちらの方があきらかに「狙っている感」が出てより一層リアルです。
後は「サイトを覗きに行ってる感」が修正出来ればベストです。

今回は基本練習プラス、リクエストに応じて反動の表現も練習してみました。
本当はかなり上級者向けなのですが・・・





う~ん惜しい!いい線いっている!
彼女は、私の動きをトレースするのが上手なので、もっと時間を掛けて指導したいですね。


このような個人レクチャーからグループレクチャーまで幅広く受講者を受け付けております。
グループでのレクチャーは割安でお得です。
お見積もりはメールにて、お気軽にどうぞ!


by 細川雅人


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[ 2012/08/07 22:55 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

fast is slow, slow is quick

「軍曹どうでしょう?」の第14作目であります。



痛みと焦りとプレッシャーでもたつくマガジンチェンジ。
終わる毎に嘆きの声をあげる1号・・・思い通り出来ない自分に相当悔しかったそうです。

前回のHOSOKAWAのデモンストレーションをよく見ると、
トランクに隠れた時点で装着してあるマガジンを抜き、
膝をついたら直ぐに置いてあるマガジンを手にしています。

対して1号は、膝をついてから動作が始まります。
この差は大きいですね。
装填操作から立ち上がるまでの動きも両者は違います。
この「澱みない動きの流れ」が出来ているから、実際はそれほど早く無いのに早く見えるのです。
落ち着いているのもありますが、単純に慣れの問題です。

ポイントは「○○しながら○○も同時にする」こと。
今回のシーンに当てはめると「マガジンを抜きながら移動する」「装填しながら状況確認する」などです。
二つ以上の動作を次の動作に連鎖させ続けていけば、一つの動作時間が短縮できます。
その為にも、一つ一つの所作を日頃から繰り返し練習する必要はありますが。

わたくし軍曹が「ゆっくりが一番早い」と言っておりますが、受け売りです。w
『 fast is slow, slow is quick 』だったと思います。
何事も焦りは禁物です。

ではまた。


by 弓削島

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[ 2012/02/02 22:52 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

芯と軸

「軍曹どうでしょう?」の第12作目、ライフルレクチャーの続きです。



動画の1:47の言葉、『もたつく』ではなく『ふらつく』の誤りですm(_ _ )m

さて、
私の願いが届き!?カットされることなく3号をど突いているシーンが出てきます。
この重心軸(体幹)の話を少しだけ詳しく解説してみます。

姿勢良く真っ直ぐに立ち、脳天から真下に向かって一本の芯が通った状態をイメージし、
その芯を中心とした円を足下に描くと「円すい」が出来ます。
この「円すい」が重心バランスのイメージ図です。
真ん中の芯が重心軸を表し、足下の円部分が足の踏ん張りによる力の分散範囲です。



この「円すい」を射撃フォームに当てはめると下記画像のようになります。
右画像は移動の為に片足でバランスをとっている状態です。
左の画像と比較すると、体がくの字になっていても重心軸がぶれていないことが分かります。

ziku-4.jpg

重心軸をコントロールすることで、
押されても引っ張られてもある程度の姿勢維持は出来ます。
キモは足の踏ん張り加減と付加力に対する体の委ね加減です。

ziku-2.jpg

押されたら、押された側に体を委ねる。
引っ張られたら、反対側に逃げる感じです。
その際、重心軸がずれた側の足に力を入れ踏ん張ります。

ziku-3.jpg

何れにせよ、重心軸を傾けないように努めることです。
傾くと途端にバランスが崩れます。
また、耐えられなくなった場合は軸をキープした状態で全体をスライドさせます。
少々ふざけてはいますが、動画の最後に私が実演しています。

3号がバランスを崩した原因は、足の踏ん張りが足りないことと腰の座りが甘いからです。
そして、軸が傾いたことでふらつく様になったのです。
対して、1号は上体姿勢を維持したまま上手く横に逃げています。
もう少し柔らかくなることが望ましいですが。

この「円すい」をもう少し細分化したのが下記画像です。
ポイントは膝です。
膝を視点にし、その上に球体が載っているイメージです。

ziku-5-1.jpg

球体がコロコロ動いても、膝から下が上手く支えていれば重心軸はぶれません。
膝を柔らかく使うことで様々な立射フォームや移動フォームに応用できます。
勿論、他の部位(関節や筋肉)も連動しているので、体全体のバランス感覚を養うことが前提ですが。

今回の動画で行ったレクチャーは、
人々が逃げまどう状況下で人を掻き分けながら応戦する時などにも応用できるものです。
但し、タックルなどされたらどうしようもないですが(笑)

重心軸の話は、様々なスポーツや格闘技にも共通することだと思います。
私が理想とするイメージは、
ハードル選手のように目線位置や上体を変えずに下半身を柔軟に動かせることです。
上体の球体の話も含めてもう少し掘り下げて書きたいのですが、キリが無いのでまた次の機会にします。

もう少し具体的なレクチャーを彼女たちにしたいな~、とこの撮影を終えて思いました。
まあ、ゆっくりでも確実に進歩させて行きますので張り切ってまいります。
次回の動画はライフルアクション実技編に突入だと思われます。
お楽しみに。

ではまた。


by 弓削島

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[ 2012/01/18 23:58 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

演技を前提とした…

今回からライフル編が始まった「軍曹どうでしょう?」の第11作目であります。
先ずは構え方の基礎講座から開始。



動画の2:51辺りで、
『敵が見えている表情に見えていなければ意味がない。』
と、変な言い方をしていますが、
『敵を狙っている表情になっていなければ意味がない。』
と云うことです。

実射経験が少ない彼女たちは、まだ狙う(照準)技術と感覚が養われていません。
それでも、演技を前提とした場合は「狙っている表情・表現」が求められるのです。

照準に不慣れであるほど、リアサイト(照準機)に意識が集中し、
その部分だけを注視している目つきになり、狙っている表情にはなりません。
また、片眼を閉じて狙うのではなく両目で敵を捉えている状態が理想です。
両目で見ることで視界が広くなり全体の状況が把握し易くなります。
画的にも両目の方が表情が豊かになり迫力が出ます。

とは云え、出来ないことを出来るように見せるとは何とも難しい課題ですね。
実射訓練を重ねて、照準することをしっかりと覚えれば問題ないのですが・・・。
やはり、暫し山に籠もるか??
女子高生諸君よ!


by 軍曹(弓削島)

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[ 2012/01/11 23:26 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

『ハードルめっちゃ高いね…。』

新年明けましておめでとうございます。
今年も「aes」ならびに「軍曹どうでしょう?」を宜しくお願い申し上げます∠(`へ´;)

さて、新年早々に「軍曹どうでしょう?」の第10作目がアップされました。
第8話から続いた女子高生3号のハンドガンアクションは今回で終わりです。



第8話での解説を違う視点でもう少し掘り下げてみたいと思います。

まずこの動画はエンターテイメントが大前提なのですが、
このシチュエーションでリアル思考な対処をしたらどうなるのか?

①車中で前方の敵に気付いたのであれば・・・
降車せず撃つ→索敵→二人目の敵もそのままのポジションで上体の向きを変えて窓ガラス越しに撃つ

②ドアを開けた時点で敵の存在に気付いたのであれば・・・
降車せず撃つ→以下同上

つまり車外に出る必要性が無いのです。
弾が貫通する事を想定していても上手く利用すれば遮蔽物になるので、
わざわざ危険な状況に身をさらす必要はありません。

でもこれでは魅せる要素(エンターテイメント性)が無くなります。
もしくはプランが全く変わることになります。

そこで、
今回のお題である・・・
ドアを開けて立ち上がり→ドア越しに前方の敵を倒し→二人目の敵を認識し→
ドアの端で一回転し→ボンネット横に向かって移動しながら身を屈めて二人目の敵を倒す
・・・という流れで監督が演出を付けたわけです。

段取りに囚われすぎると動きがカクカクして綺麗な流れが生まれません。
3号の主観で見た場合、ある程度のアドリブが必要にはなるのですが、
監督が動画中に話していますが、役者同士の間合いの取り方が重要になってきます。
二人目の敵へ移行する際に何らかの切っ掛けを役者間で明確に設ければ、
全体がもう少しスムーズになったと思います。
その流れの中で、HOSOKAWAが指摘している銃で敵を追う動きが入れば今回のお題は完璧だったはずです。

とは云え、
総合的に見てハードルが非常に高い状況でありながら、
少ない時間の中で3号は良くやったと思います。

次回からはライフル編に突入!・・・のはずです。w
ではまた。


by 軍曹(弓削島)







[ 2012/01/05 07:23 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

「軍曹どうでしょう?」の第9作目、前回からの続きです。
今回我々は特に出番無し。
臨場感を増すようにヤラレ役の俳優さんを配し、
監督のSOEZIMAX氏が動きの段取りをつけております。
前回指摘した通り、監督が視線のことを指導してますね。
・・・記憶がすっかり飛んでました(笑)
ヤラレ役が居ることで3号の意識が修正出来たとは思います。



このハンドガン編に続いてライフル編も収録しました。
レクチャー中にわたくしが3号をド突きまくっているシーン!?があるですが、カットされないといいな~。
かなり重要な事をやってます。


さて、
今年も残りあと僅かではありますが、
HOSOKAWAは関東某所で行われている映画製作の打合せに出張中であります。
我々aesがガンアクションを全面監修する映画です。
プロット段階から関わらせて頂いたので、aesテイスト満載!?のガンアクション映画になると思います。
この件については、いずれレポートをアップする予定です。

では、皆さま良い年をお迎えくださいませm(_ _ )m


by 軍曹(弓削島)

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[ 2011/12/29 14:13 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

参号

「軍曹どうでしょう?」の第8作目、インドア編に突入しました。
第2シーズンといったところでしょうか。



動画では一連の動きを指導していますが、それほど時間が無いこともあり、
段取りを覚えて貰うのに精一杯で細かな指導を出来ませんでした。
反動表現については目を瞑るとして、修正点をひとつだけ挙げるとするとターゲットへの視線です。
車を出てドア越しに撃つまで前方に注視、
撃ち終わってすぐに画面左側へ目線を送り、
回転しながらも左側を意識し足下を見ないことです。
本来、回転は無駄な動きですが、エンターテイメント的な演出なので仕方ありません。
視線をターゲットにロックオンするだけで、
エンターテイメントな要素が加わっても、ある程度それらしく見えるはずです。
今まで何度も書いていますが、当てる気持ちが表現出来ていないと駄目なのです。


さて、「軍曹どうでしょう?」以外に「SGS9」シリーズにもわたくし副長は参加しているのですが、
撮影現場に初めて参加した際の作品が公開されました。

女子高生3号に初めてレクチャーを行ったのもこの日でした。
エアーガン未経験の彼女を相手に、
撮影開始前の1時間ぐらいでフォームをレクチャーし、撮影に臨んでいます。

最初に利き目のチェックをしたところ、利き手と逆の左目であることが発覚。
私のその場の思いつきで左で銃を持つことにしました。
さらに、片手撃ちの優等生風スタイルにキャラ設定をしました。
しっかりとレクチャーする時間が無かったことが理由ではありますが、
利き目を矯正する時間をカットするための苦肉の策でした。
彼女が左手で持つことに違和感を覚えなかったことに救われましたが。



振り向かずに後方の敵を撃つシーン以外は、初めてにしてはまずまずの出来だと思っています。
「軍曹どうでしょう?」の第8作目が最新の3号の様子なのですが、フワフワ感がまだまだあります。
やはり個人レクチャーが必要ですね。
もっと精進してもらわねば。

ちなみに、SOEZIMAX作品に登場するテロリスト風の敵役の方々には一切指導しておりません。
その理由は、あえて粗雑な素人感を残したいからです。
スペシャルな連中を相手に女子高生達が闘うとなったら別ですが(笑)

ではまた。


by 軍曹(弓削島)

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[ 2011/12/21 01:53 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

2=1

早いもので「軍曹どうでしょう?」の第6作目です。
前回に引き続き、女子高生2号3号の登場です。
3号は、この無茶ブリされた時に初めてライフルを持たされました。
構え方などを撮影前に一切教えていません。
見よう見まねで銃を持ったわけです。。。正に無茶ブリです(笑)



そもそも「軍曹どうでしょう?」には台本が無く、全てアドリブで進行していきます。
前回の動画の後半で、3号が銃をいきなり渡されて動揺している様子が観られます。
段取り無しでおこなったワンテイク目は案の定グダグダで終わり・・・、
ある程度の動き方と簡素な構え方を指導しただけで撮影は進行していきました。
それぞれが、何故そうするのか?どう動くのか?など、
理由付けを理解出来ないまま行えばこんなものです。
これが現実です。

例えば、
慣れた人間を後方(バックアップ)に置いて組んだ場合は、ガラリと雰囲気が変わります。
バックアップの人間が前方(ポイントマン)を含めて状況全体を見渡せるので、
ポイントマンの不慣れな部分をカバー(移動指示・援護射撃など)をすることが出来ます。
またポイントマンは背後を気にすることが無くなるので、前方警戒に集中出来き
不慣れであっても心理的な部分においてプラスに働きます。

下の画像は、1号の集中レクチャー時の一コマです。
段取り無しでHOSOKAWAと組ませ、前方射撃をしながらゆっくりと前進させました。
心なしかHOSOKAWAがニヤけているのは、ぎこちなくても必死な1号の様子を掌握しているからです。



二人一組(ツーマンセル)は、組織(小編成~大編成)として行動する場合の基本が詰まっています。
相方(バディ)と一緒行動する時、自分がどう動くかを考えることは重要ですが、
まずは個人としてある程度のスキルを身に付けておかないと、バディを意識する余裕は生まれません。
細かなことについて触れたいのですが、
ネタが豊富すぎるので小分けにして追々書きたいと思います。

演技が前提であれば尚更、
理由付けをハッキリと認識して段取りを覚えないと嘘が見え見えになりますね。
彼女たちには非常に酷なことでしたが、今回の動画は「悪い例」としてお送りしました(笑)
素晴らしいコンビネーションを披露出来るように訓練します。

兎にも角にも、
ガンアクションとは持って構えるだけでは済まされないのであります。

ではまた。


by 弓削島

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[ 2011/12/06 12:09 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

反復練習

銃器の名称を問われたら、とりあえず「ベレッタ♪」と答える1号が前回に引き続き登場。
「軍曹どうでしょう?」の第5作目です。
動画後半のある意味リアルすぎる2号3号の動きにご注目下さい(大笑)



・・・2号と3号が恐ろしいことになってます((((;゜Д゜)))
全く話になりませんが、これが現実、これこそリアルです。。。

それはさておき、

動画の1:40辺りで一瞬だけレクチャー中の様子が映しだされます。
これは見たままですが、警戒しながら後退する設定で指導をしています。
前進することと後退することでは足運びと体幹バランスが微妙に異なるので、
彼女も最初は戸惑いと違和感を感じたようです。
さらに、自分の背後が見えないので後方意識が必要となり前進に比べて格段に難しいですね。

上半身が固定されて銃と頭の位置が上下していない点は彼女が地道に努力した結果です。
本番テイクの1:56で右から左へ旋回するときも綺麗に動いています。

レクチャーはこういった動作の反復練習ばかりです。
動作を一回する毎に修正点を教える。。。実行→修正→実行→修正→・・・・ひたすらこの繰り返し。
以前にも書きましたが、
ひとつの箇所を修正しても他の箇所に影響が出るので
総体的にバランスを取っていくことには時間が掛かります。
教官と生徒は必死ですが、レクチャーの様子を第三者的な視点で観ていたらとても退屈だと思います(笑)
彼女が以前に集中レクチャーを受けたその帰り道、突如両腕が上がらなくなったそうです。
無駄な力が入っていた証拠ではありますが、真面目に取り組んだ結果の「名誉の負傷!?」ですね。

あまりにも同じことを繰り返すので『え~っ!?また~??』と心の中で呟いていたそうです。
六時間近くレクチャーを受けて集中力は途切れ、
体力的にもピークを越えていれば当然だと思いますが、
表情に疲労感とウンザリ感が現れだした頃合いが、その日の仕上げとしてもっとも身に付くと考えています。
感情的に悪い印象は残りますが、無駄な力が抜け出して全体のバランスが良くなるからです。
結果的にあの日があったから良かったと後日彼女は述べています。

少々スパルタですが、彼女の性格や気持ちに応じたレクチャーを行っております。
センスやスキルは勿論、人それぞれの個人差が有ることを前提にメニューを考えていますが、
何よりも本人の「やる気」が一番大切なのです。

気持ちが折れない自身さえあれば、トコトン我々は付き合いますよ(笑)
興味がある方はaesまでお問い合わせ下さい。

さてさて、2号と3号を何とかしなければ・・・orz

ではまた。


by 弓削島







[ 2011/11/29 09:17 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

スタートは風雪の中

「軍曹どうでしょう?」の第4作目が公開されました。
今回はレクチャーシーンがございません。
女子高生1号の個人レクチャーの成果がお披露目されます。
ジャケットを羽織った状態で振り向きながら、CQCタイプのホルスターからのドロウ&シュートを行います。



わたくし弓削島がSOEZIMAXさんの映像作品「SGS9」に
軍事顧問として正式に参加したのは今年7月からなのですが、
作品に登場する女子高生1号にはシリーズ1作目から個人的に指導してきました。
(注:今日現在までにアップされているSGS9作品には軍事顧問として撮影現場へ未参加)

当初、ミリタリーマニアでもなくエアーガンにさえ触れたことがない女優さんを相手に
限られた時間の中でどう指導していくべきか少し考えましたが、
「演技すること」が前提であれば銃器の名称などの余分な知識は必要無いと判断し、
最低限のルールと射撃フォームだけを徹底することから始めました。

最初のレクチャーは、クランクインを明日に控えたまだ寒かった頃。
指導できるのは二時間弱でしたが、とりあえず少しでも形になればと思い出来る限りのことを詰め込みました。
銃の簡単な構造解説から始めて、
心構え、銃口管理、持ち方、構え方、スタンス、歩行までを一通り教えました。


レクチャー開始直後と、終了後の比較画像↓



〔解説〕
終了後のフォームは、頭頂部から踵のラインが、前方にやや傾く感じで緩やかな逆S字になっています。
細かなポイントは沢山有りますが、総括すると気持ちが前に向かっている姿勢が大切なのです。
発砲の反動に備える姿勢でもありますが、当てる気持ちが前に向いていないと駄目だと云うことです。


休憩をすることなく風雪に耐えながら制限時間をフルに使って、
彼女はひたすら反復練習をしていましたが、この日はここまでにするのが精一杯でした。
明日の撮影にどれだけ生かせるかは彼女の頑張り次第と云うことでレクチャー終了。
大変心残りでしたが、何も教えないより少しはサマになるだろうと、
不安そうな彼女の背中を押して帰りを見送りました。

そして完成した作品がこちら↓



まさかのまさかの、ベレッタ93Rの二丁拳銃とM4カービンで登場Σ(゚д゚;)
二丁拳銃とライフルなんて…レクチャーで全く教えて無いし…orz
まあ、現実はそんなものです(笑)
例え事前に分かっていたとしても、同じメニューのレクチャーをしていました。
基本が大切ですからね。

この動画を何度も再生してレクチャーの成果がどれだけ出ているかチェックしました。
全体的にグダグダですが、脇が大きく開いていない事とグリップの持ち方についてはまあ良しとします。
何も教えていなかったら、恐らくとんでもない事になっていたでしょう(笑)


こんな感じで始まった1号の個人レクチャー。
今回アップされた最新の動画と比較すると彼女の成長がお分かり頂けると思います。
撮影以外では厳しく指導しているのですが、時より反骨心剥き出しの目で睨まれます(大笑)
向上心と負けん気の強さはピカイチだと思います。



今回の「軍曹どうでしょう?」を観て思ったことは、固さを無くすことかな。
これでは3分と身体がもたないですね。
動画の中で私は「修正箇所は無い」と言っていますが、段階の一つとして見た場合です。
完成形にはまだまだですが、もっと成長してくれると確信しています。

他にも色々と書きたいのですが、また次回へと持ち越します。
次回作も引き続き1号の登場。
AND・・・。w

ではまた。


by 弓削島(SGS9軍事顧問&軍曹どうでしょう?軍曹役)









[ 2011/11/23 14:11 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

狙い撃つ

「軍曹どうでしょう?」の第3作目が公開されました。
今回より、aesの威信を揺るがすわたくし弓削島(軍曹)の崩壊が始まります(笑)
まあレクチャーバラエティですから動画中は超ゆるめにいきます。



至極当たり前のことですが、動画中に伍長が指摘しているとおり、
ただ撃つのでは無く狙って撃つことが大切なのです。
射的やサバゲなどのゲーム中にならターゲットを狙い撃つことが前提なので
狙って撃つことを無意識にしていますが、
演技を大前提としたフェイクであるとターゲットが無い場合や弾が発射されないために
「狙って撃って当てにいっている」と云う実感が湧きません。
それ故に、実射する以上の大袈裟な「狙っている」と云うアクションが必要になるです。

女子高生2号はこの点が曖昧であるために
身体の上下運動を制御できなかったり、銃口側が上がってしまうのです。

どれだけ萌要素があっても、まだまだまだまだ駄目ですね(笑)
射撃感覚を養うために実射訓練で鍛えないといけません。
よーし、マジモードの個人レクチャーで訓練してやる!!
準備をしておけ2号( ̄ー ̄)ニヤリッ

さて、次回からは1号の登場です。
一番練度の高い彼女がどんな動きを披露するのか・・・お楽しみに。


by 萌える軍曹(弓削島)







[ 2011/11/15 13:13 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

利き目と利き手

「軍曹どうでしょう?」の第2作目が公開されました。
今回わたくし軍曹は、ガムをクチャクチャ噛んでいるだけで特に何もしておりません(笑)
悪しからずm(_ _ )m



さて、今回は女子高生3号こと奥本糸生里さんがメインです。
彼女はSGS9の新人で、レクチャーを受けるのはこの日が二回目でした。
緊張とぎこちなさが入り交じって、何ともいえない雰囲気でレクチャーに臨んでおります。

彼女は本来右利きなのですが、作品中は基本的に左手で銃を持っています。
これには理由がありまして・・・利き目が左目だからです。
持ち手と反対側の目で照準をすると身体の中心線(体幹)を外れて頭が大きく傾き、
銃を覗き込む様なフォームになります。
もしくは、身体全体に不自然なねじれが生じアンバランスになります。
ハンドガンよりライフルやマシンガンなどの長物を構えると顕著に表れます。
前回も書きましたが、これで実際に撃てないことは無いのですがビジュアル的に美しくないのです。
特に映像作品であればアップで映るシーンを考慮すると、
銃口と視線が何処を向いているのかなど画的にかなり駄目になります。

彼女は作品に関わるまでエアーガンを手にしたことが無かったので、
どうせ初めてなら同じ事だと、最初から銃を左手で扱うように指導を始めました。
因みに、SGS9の女子3人共に利き目が左目です。
とりあえず3号は左手持ちにすることで逃げました(笑)が、1号2号は現在矯正中です。
銃を構える時だけ利き目をシフトすることは恐ろしく難儀なことなのですが、ある方法を伝授しました。
それがどんな方法であるかは営業秘密です(笑)
aesのレクチャーを受講して頂ければお教えしますm(_ _ )m
但し、それなりの練習が必要ですが。


by 弓削島(軍曹)







[ 2011/11/08 12:34 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

その日を夢見て

いよいよ「軍曹どうでしょう?」本編がスタートしました。
第一作目は非常に地味です(笑)
現場では2時間ほど掛けてレクチャーしていましたが、そのほとんどが以前教えたことの復習でした。
動画について特に解説をするようなことはないのですが・・・ひとつだけ関連があることを少々。

まずは動画をご覧ください。



ただ銃を構えるだけの動作ですが、
複数の部位・要素が絡み合うために一ヶ所だけを修正しても、
他の要素が連動していないと我々aesが理想とする「構えの型」には成りません。

沢山ある問題箇所を一つ一つ拾って修正しなければいけないのですが、
たとえ全て修正出来たとしてもそれぞれを上手くシンクロさせることが一番の課題なのです。
だからこそ、基礎のフォーム固めにもっとも時間を割くのです。

例えば、発砲の衝撃を肘だけで受け流すのではなく、
掌、手首、腕、肩、背中、腰からの下半身(以下略)等々、身体全体を使わなければいけません。
さらに移動しなが発砲するとなると、静止した立射とはそれぞれのバランス配分が変わってきます。
厳密には立射の応用なのですが、それを気付かせることにも時間が掛かります。
これを実銃で訓練できない環境で如何に「それらしく」形作っていくかが腕の見せ所でもあるのですが、
受講者が百人居れば、それぞれの個人差に応じて百通り指導方法を考え、
その都度新たな発見があるために応用研究が欠かせません。
これが、このブログのタイトル「戦技研録」の言葉の真意です。

特に今回は「演技すること」を前提としているので、
客観的に観て「それらしく・美しく」ありたいと指導にあたってます。
まあ、別にここまでしなくても撃てますからね・・・実際は(笑)
それでもやるからには、拘らないとね。

まだまだ発展途上の彼女たちではありますが、
基本を踏まえたうえでのダイナミックなフェイクや絵空事なアクションを早く披露してもらいたいものです。
よーし、さらに厳しくして行くぞ!!・・・と言いながら動画冒頭は優しいですが(笑)


追伸:次回以降、わたくし徐々に壊れて行きます(笑)


by 弓削島(軍曹)







[ 2011/11/01 02:13 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

Factor

リアルなガンアクションをアドバイスする者のジレンマとして、
リアリティーに拘り過ぎるとアクションが地味でスマートになり過ぎ、
あっさりてしまうという点が挙げられます。
そこを、いかに良い塩梅でリアルな要素を盛り込むかいつも考えています。

ミリタリーなどの実戦では、何のために銃を撃っているか目的や理由が明確ですが、
往々にしてエンターテイメントではこの点を重要視しているように見受けられません。
それは多くの場合において、場面設定の段取りとして捉えて動いているように思うからです。
ただ闇雲に狙いをつけず撃ち放っているように見えてしまうという問題点であります。

しかし「銃を構えて撃つ」ことに目的や意味を持たせながら射撃フォームを体得すれば、
しっかりとターゲットを「狙って弾を当てにいっている」表現に繋がります。
そうすることで、リアリティーが増し作品に深みが出るのではないでしょうか。

aes弓削島が現在進行形で指導中の俳優さんを例に挙げると・・・



このように女子高生がリアルに銃を構えて撃つと、
エンターテイメントなシチュエーションにもキャラクターの深みとギャップが生まれるわけです。
「当てに行く射撃フォーム」に伴って、自然と表情にも凄みが出てくるものなのです。

私たちが提案・提供したいのは、本物の銃器と同様の扱いをすることでもたらされる効果、
あるいはそこに根差した応用のテクニックです。

aesでは、リアリティーを体感・体得できる銃器アクションを、指導・アドバイスしております。


by HOSOKAWA







[ 2011/10/29 20:06 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

掴む

今回は銃のグリッピングについて書いてみます。

グリッピングは、銃器を扱うことにおいて集弾率に影響する大切な要素です。

そして、

素早く抜き、
構えて、
狙い易く、
命中させ、
反動を制御し、
次弾に備えてのスムーズなサイティング微調整

以上の動作すべてに関わってきます。

私は、対象に向かって人差し指をさすように銃器を持つことが出来ればストレスがないと考えました。
つまり、対象に向かって軽く「指差した手の形」の中に、
銃を持たせた状態が理想に近い形のグリッピングになるということです。



この手の形は、物を「挟もう」または「掴もう」とする形に似ていることが分かります。

そのためには、
まずGRIP=グリップ=「握り」という言葉の固定概念を取り払わなければいけないと思います。
「握り」=鉄棒を握るなど自分の体重を支えるような動作に対してその言葉を用い、
「掴む」「挟む」=持ったモノを使用して動作を行う前提の言葉、というイメージを持つことが大切です。

例えば、
体の各部位に固定してある銃器を抜くとき「握って」から引き上げるのと、
「掴んで」から引き上げるのとでは、上半身の使用感(使い方)の相違点が分かります。
前者は首から肩にかけての筋肉の一部を使い、硬くて窮屈な感じ、
後者は全体の筋肉を使って柔らかい感じがします。
トリガーは「引く」のではなくて「絞る」ことにも効果があり、
または銃器を奪われそうになった時に次の動作に移れるポイントにもなりますね。

●まとめ・・・「握る」意識でグリッピングすると

・腕の一部(手の一部)、腕の延長したものとして使用できない。
・銃口とヒジが一直線にならず、狙いが外れやすくなります。
・銃との一体感も薄くなる(一体感とは銃口が指先になるような、指先の延長になるような感覚)
・ヒジが張りワキが開いてしまうなどの悪影響。

逆に「掴む」意識でグリッピングすると、上記の肯定になると考えます。



aesではこのような「つかみ・はさみ」を推奨しており、
一般家庭にあるような日常のモノを用いて練習出来る方法もレクチャーしております。


by HOSOKAWA

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[ 2010/01/25 00:00 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

肩叩き

先日のレクチャー中に、あることについて受講者の方から質問がありました。
それは、チームで移動するときにポンポンと肩などを叩くあのやり方についてでした。

最近のアクション映画やタクティカルトレーニングの動画でも頻繁に見受けられますね。
その「叩く」という動作があるだけで、
「よく訓練されているチーム」「統率がとれているチーム」という描写になり、格好良い感じがします。
しかし我々の主観ですが、叩かれないと動けない兵士は錬度が高い兵士とはあまり言えません。
チームで移動するための基礎訓練でとしては意味があると思いますが、
「叩かれたら移動する」という反復訓練に終始し、単技能隊員だけに収まってしまう可能性があります。



実際、訓練してみるとわかることですが、装備が触れただけで「肩に触った」と思ったり、
ボディーアーマーや装備の上からなら強めにハッキリと叩かないといけなかったり、
叩かれたのに他に気を取られて気づかなかったり・・・・
もちろんご要望とあれば肩を叩く方法のフォーメーションや訓練も出来ますが、
訓練の目的が「敵に最大の火力を与えて味方は最小被害で移動する」より、
「肩を叩く」になりがちなのであまりお勧めは出来ないのが本音です。

混乱の中、自分の置かれている状況を把握できずに、
立ち位置を読めずにいる兵士が特殊部隊員と言えるでしょうか?
ジャンケンでリーダーを決められるほど、各自が多技能隊員になれたら良いと思いませんでしょうか?
全員がリーダーになれるサバゲチームや訓練チームは強いですよね。
aesではチームを指揮出来る能力を養う為のカリキュラムも用意しておりますので興味のある方はどうぞ。


by HOSOKAWA


副長注釈↓

「叩く動作」を全否定している訳ではなく、
根本的な心の持ち方のひとつである「視野を広く持つことの重要性」について述べています。
また、チーム内でのコンビネーションが高くないと本来出来ない動作でもあり、
非常に奥深いものだと考えています。
屋内索敵などで効果的な動作ですが、CQBの難易度の異常な高さについては、
いずれHOSOKAWAから解説があることでしょう。
ちなみに、ご存じの方も多いと思いますが、足を使ったコミュニケーション方法もあります。

ポンポンと叩くのではなく、「肩を強く握るやり方」をする動画を最近見つけました。
これはHOSOKAWAが指摘するような勘違いや誤認を回避する対策と思われます。

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[ 2009/11/09 00:00 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

ハイストレス

「実際の戦闘はどんなんだろう?」
「こんなに楽ではないだろう」
と、想像しながら行動するのと、想像しないのとでは大きな差が出来ます。

「道具を忘れてきました」
「周りを見ていませんでした」
「確認をしませんでした」などが通用しない世界。
しくじれば「死」という結果が現れるような環境の下では、
人の能力のポテンシャルを上げておくことが重要です。

まず、命懸けの行動においてストレスがないという状況はありえません。
作戦行動中は自らのコンディションによって大小様々な不快要因が現れますし、
人間ではどうすることもできない過酷な自然環境に身をさらすことになったり、
知能・体力・技術などが自分たちよりレベルが高い敵を相手にする可能性もあります。
撃つものがいれば撃たれるものもいる。
生があれば死があるといった真のリアル主義・・・「戦いにおける生死の平等」を認めることが必要です。

「戦闘において生を得る」という目的を達成するには、
あらゆる不利的状況を想定して
自らのスキ・不安要因・失敗する可能性を排除しておかなければなりません。
また、数限りない危機的状況を想定した一連の訓練内容で錬度を上げていくと、
「考え方」や「動き」に説得力が生まれてきます。

どんな状況でも自らの体力・技術・思考がいかんなく発揮できるように、
思いつく限りの準備、対処、対策などを日々重ねて、
最終的には「あれだけ訓練したのだからやられても仕方がない」といった
自らが納得のできる「心身の在り方」になるために、ハイストレス下での訓練が必要なのです。


by HOSOKAWA

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↓この瞬間、訓練生の心理状態が興味深いところ





[ 2009/10/23 00:00 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)

基本

こんにちは。
aes代表のHOSOKAWAです。

ある人と話の流れで、「どうゆう風に本物の銃って撃つの?」とトイガンを渡されたことがあります。
「ん?」っと手に取り何気なく私が撃つ構えをしたところ、トイガンが本物の銃に見えたそうです。
私自身は「ホンモノの銃を扱っているんだ」という腫れものに触るような慎重な意識はなく、
トイガンを握った瞬間に自然と身体や心の在り方が反応し、
従軍経験で身につけた体勢や所作・眼つきなどからそう見受けられたのでしょう。

「そのポイントがどこにあるのか伝授しましょう」
と言うのが、aesを設立した動機の一つでもあります。

では、そのポイントはどこにあるのでしょうか?

・反動や重さを制御しつつ、バランスを取った体勢
・脇の締め方、安定したグリップの握り方
・視野を広く、両目でとらえた標的に対する安定した視線運び
・・・などなど

これらは当たり前のことかもしれませんが、出来ているようで出来ていないものです。
何事においても基本は重要です。
aesでは、本物の銃を扱っているように見えるスタンスを伝授しています。
それはスマートかつ、的に当たり易い合理的な撃ち方でもあります。


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これからもこちらのブログで、
レクチャー内容の紹介やお知らせ等々、随時更新していきます。

では、また。






[ 2009/10/01 00:00 ] レクチャー | TB(-) | CM(-)