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独り言・・・汎用性

職人さんが出演する匠系のドキュメンタリー番組を見ていると、
必ずといっていいほどその職人さんが独自に作り出した道具が登場する。
分かり易い例を挙げると、木彫りの民芸品を造る職人が使う独特の形をしたノミなどがそれだ。
自分の癖も考慮し思い通りのラインを掘るために柄や刃先に細工を施したのだから、
その道具はその職人さんにとって唯一無二の道具である。
しかしそれを他人が使っても道具の役割をなさない歪なモノになってしまう。
普通に売られている道具の方が遥かに使い易いはずだ。

このことを銃に当てはめてみると・・・・

自分が使い易いようにカスタマイズし「愛銃に個性を持たせること」は良い事だと思うが、
手を加えるほど他人の銃を借りたときの違和感は大きくなっていく点が気になる。
グリップ等の外装オプションを付けたり、
滑り止め加工を施すことで得られる使い心地の良さを優先しすぎると、
素の状態の銃を渡されたときに激しくギャップが生じるのは当然の結果だ。
例えば、自分の銃が故障する~仲間の銃を借用する、
または敵から奪った銃を使うなどの状況が発生する可能性は十分にある.
そのような状況を想定すると、あまり手を加えず限りなくプレーンな状態の愛銃の方が応用の幅が広くなる。
多少使い難いぐらいがちょうど良いという訳だ。
この点を考慮してなのかは分からないが、軍隊では個人的なカスタマイズをあまり認めていないようだ。
映画「ブラックホーク・ダウン」に登場する特殊部隊員のモデルになった元デルタフォースの
ポール・ハウ氏はダットサイトを使わない。
その理由は「いざという時に、壊れたら?バッテリーが無くなったら?」など諸説あるようだが、
実にシンプルで潔い選択だと感心した。
「あれば良かったのに」ではなく「あって良かった」ぐらいの心と技術の余裕が必要であり、
無いのが当たり前にしておけば、効果的なモノが有る時にその恩恵が過大に受けられる。
ミリタリーに限らず、便利なモノはそれに依存するとそれが無い時にうろたえるものだ。

前記の職人さんは、市販の道具を渡されても仕事が出来てしまうことは安易に想像がつく。
汎用性を欠く道具を使っていても基本が出来ているから技術の汎用性は高いということだ。
「弘法筆を選ばず」・・・つまりそういうこと。




by 弓削島






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[ 2010/03/17 00:00 ] 雑記 | TB(-) | CM(-)

スナイパーの素質あるがゆえの...

先日、aesのプロモーション用写真撮影に同行しました。
今回は敵をサーチングする姿をメインに撮影。
撮影も佳境にさしかかり盛り上がってきたところで
HOSOKAWAのスナイプする姿を撮影する事になりました。

それがこの写真です。



すごい!リアル!!
カメラマン曰く、スナイパーライフルを構えるhosokawaを見て、
ヨーロッパにトリップしたような錯覚を覚えたそうです。

先日のブログ『スナイパーエピソード1』にも
>身体から「力み(リキミ)」というものをなくし、神経だけを研ぎ澄ます。
>両目は開いているがトロンとしてくる、口は半開き、半分寝ている感覚にも似ている。

なんて話が出てきました。
HOSOKAWAはまさにそんな状態を被写体としてシュミレーションしていたようです。

だって実はこの写真、どアップにしてみると....









鼻水が出ているではないですか!

撮影後この事実を知って、皆で大爆笑しましたが
これこそがまさに、リアルスナイパーの姿なのかも!?
力み(リキミ)をなくし、神経だけを研ぎ澄ます。
そのスナイパーの素質あるがゆえの出来事なのでした(笑)

こちらは現役時代の画像です↓




by aes-Manager






[ 2010/03/07 00:00 ] 報告など | TB(-) | CM(-)

関節技

先日、現役の兵員で格闘技を体得している方に会って関節技の解説してもらいました。
腕の関節を決める方法を兵隊志願の素人さん相手に和気あいあいと実演となったのですが、

「これをこうやって・・・」
「イテテ・・・!」
「こうすると関節が決まります」
「イテテテッ!!!」
・・・の繰り返し。

基本的な技の実演と解説でしたが、色々なバリエーションがあって面白いものですね。
素人さんには悪いけど、ものスゴく痛がるので「身体が異常にかたいのじゃないの?」
「本当に痛いのだろうか・・・・?」と私は思い始めていました。
よせばいいのにその痛さと技を自分から体験したくなりました。
それと最近、右肩の調子が悪いので逆療法でひょっとして治るかな?
とあらぬ期待をして関節技をかけてもらいました。
「いいですか?」
「いいですよ!!」
と手首、ひじ、肩が順番に決まったところで・・・
右肩から『バキッッ!!』と鋭い音・・・しかし、治りませんでした(当たり前か・・・)
でもそんなに神経ビリビリ系な超激痛ではなかったので、
「痛さ」と決められている「関節の動き」にほんの少し余裕がある事に気付きました。

関節技をかけてもらって色々分かった事
・技をかける方が技をかけようと一点に集中している点
・関節が決まれば勝ちだと思っている点
・掴んだ手足を振り払われないように力を入れている点
・・・などなど

それらは同時にスキが生まれることを示唆しています。
つまり自らの関節をエサとして注目させたり、犠牲にできれば相手を逆に制圧できるかもしれません。
もちろんそれまでに「痛さ」や「身体から発する信号」、「制限されている動き」どう処理するか問題ですが。
あと関節技をかけられて、強ければ逆に技を返せるという同次元意識は危険であるということ。
実際のスポーツ格闘技以外の戦いでは
同じルール、フィールド、土俵で戦うという観念をなくす重要性があると考えています。

相手が手練であれば、
・目をボールペンで突いてくる
・衣服にライターで火を付ける
・危険な場所に自らもろとも突っ込もうとする
・・・などなど
と反撃してくるはずです。
世界を観れば沢山そういう事例がありますし、「そんな卑怯な事はしないだろう」という考えでは
実際に生き残れません。
人間というものは何をするか分からないと考えるべきですね。

最後に「技を相手に決めれる」という事は人の身体の構造を知るという事になる。
人の身体の構造を深く理解できれば人の身体を直すことも出来るのではないでしょうか?
壊し屋専門は世の中に数々存在しますけど
人の身体を壊せるし治せる、関節技の真の達人・・・身近にそんな人は居ませんか?
ご連絡お待ちしてます。


by HOSOKAWA






[ 2010/03/01 00:00 ] 雑記 | TB(-) | CM(-)