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「ルルドの森」レクチャー回想記 その2

前回の「ルルドの森」回想記の続きです。

今回の指導にあたり意識したのは、警察系の銃の構え方や動きについてです。

警察機関の特徴はいろいろありますが、一例を挙げますと
法律や社会的に限定されたいろいろな制約が付きまとう環境で、
銃を扱って行動する目的が相手の無力化ではなく、犯人の確保であるということ。
そして、民間の場所で不必要に銃を露出して移動せず、
「土壇場まで銃を抜かない」という点が挙げられます。

気軽に銃を抜いていては、敵(犯人)に身元を示すようなものです。
それに、銃器を見た民間人が騒いだりするので事をスムーズに運ぶことが出来なくなります。
ですから、基本的に警察官はホルスターから銃を抜いて、
銃をホルスターに戻すまでの時間を、出来るかぎり短時間にしたい心理が常に働いています。

とはいっても、実際に銃を露出している時間を短くしたのでは舞台演出上お話にならないので、
そういったリアルな心理状況や動向を踏まえてのアクションを実践することが大切です。
つまり上着を着た状態から銃をホルスターから出し入れする所作をもたつかせず、
終始無駄な動きをしてはならないと言うことです。


蛇足ですが、銃器を携帯しているのに「銃器など持っていないよ」といった体(てい)や立ち振る舞いも
本物の刑事に見えるポイントの一つだと思います。
一般の人には武装しているかそうでないかの見分けは付きませんが、
プロはどこに違和感を感じ見抜くのか、そのポイントも俳優さんにお話しました。
銃器を民間であらわにする緊張感や、
一度でも発砲すると後で山ほど始末書を書かないといけない面倒な事も
ガンアクションで表現できたらと思いました。



今回の舞台ではアクション自体の派手さは目立たないですが、
しっかりとした基本を踏まえてのリアルなガンアクションを体現されていたので大変満足でした。

と同時に、私たちが提案するリアルなガンアクションの底上げ活動は、始まったばかりだと痛感しました。

最後に,プロダクションイズムの立花さん、
バンタムクラスステージ゛の細川博司監督、ありがとうございました。


by HOSOKAWA









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[ 2011/07/01 00:00 ] 報告など | TB(-) | CM(-)